今回は、最近読んだ本の中に、心に留めておきたい言葉がありましたので紹介したいと思います。(在宅ワークに関連して書いていますが、在宅ワークに関係なく、「完璧主義に悩んでいる方」にも役立つと思うので読んでいただけたら嬉しいです)
その言葉は、
完璧を目指すのではなく、完成を目指そう
引用元:何歳からでも結果が出る本当の勉強法
これは、いろいろなことに言えると思うのですが、在宅ワークに関しても、まさにその通りだなぁと感じました。
以前は、私は、『完璧主義』だったと思います。
「完璧でないと提出できない」
「完璧でないとダメ」
「完璧でないと発表できない」
そういうところがありました。
でも、結局、人は「完璧」ではないし、「完璧」を求め続けると、自分自身が苦しくなってしまいます。
やるべきことや、作業工程はたくさんあるけれど、ひとつの箇所を完璧に仕上げてから次の作業に進みたい…そんなことをやっていると、時間はいくらあっても足りません。
最終的に良い作品ができたとしても、そこまで求められていたのだろうか…ということもありました。
また、ひとつの作業に見合わないほどの時間をかけてしまうこともありました。時間をかけすぎれば、実質的に時給も低くなってしまいます。睡眠時間を削れば、翌日にも差し障りが出ます。
もちろん良い制作物を作ろうとすることは大切です。
ですが、「良い」を通り越して「完璧」な制作物を求めすぎてしまうと、それこそ制作物を完成させることができなくなってしまいます。
この本の著者は「完璧」主義ではなく「完成」主義になろうと提案しています。
「完璧」じゃなくてもいい。現時点での自分のベストをつくして完成させる、ということです。
また、著者はこう続けています。
完成主義でいくと、
結果的に完璧に近づいていく引用元: 引用元:何歳からでも結果が出る本当の勉強法
この言葉は、私に希望をくれました。
今回、50%のできだったとしても、次にやるときには、今回出来なかった50%に集中し、その出来なかった部分の50%を改善します。すると、次回は
今回できた50%+今回出来なかった50%×改善する50%=75%
ができるようになる、というのです。
このようにきれいに計算通りにならなかったとしても、できなかった部分も改善していけば、確かに完璧に近づいていくはずです。
まずは、完成させる。その上で時間の許す限り、加筆修正していくという方法もとれるかもしれません。
大切なのは、依頼者の「Want」と提出期限です。
いくら素晴らしいものができたとしても、期限を守れなければ、良いワーカーではありません。
そもそも、「完璧」とは何なのか?
その答えは、人によっても違います。
依頼者は、どの程度の出来を求めているのか?
大事なのは、自分が満足できる物ではなく、依頼者が満足できる物です。
そこを忘れずに仕事をしていきたいですね。