縫製内職は、昔ながらの仕事の一つで内職の例としてもよくあげられますよね。
お裁縫が得意な方にとっては、自分の「得意」を活かして働くことができるすてきな仕事です。

今回は、そんな「縫製内職」について取り上げていきます。

縫製内職ってどんな仕事なの…?

縫製内職は、自宅などで布地や衣類などの縫製作業を行い、その作業に対して報酬を得る仕事のことです。
縫製内職の基本的な仕組みと特徴を説明しますね。

仕事の受け取り: 縫製内職の仕事は、主に縫製工場や企業から発注されます。縫製工場からは、縫製されるべき製品や衣類、仕様、数量などの指示が与えられます。

必要な設備や道具: 縫製内職を行うためには、縫製機やミシン、針、糸、裁縫道具などが必要です。道具は、企業側から貸与される場合もありますし、企業がもともとミシンなどを持っている人を求人で募集する場合もあります。

作業の内容: 縫製内職の作業内容は、主に指示されたパターンやデザインに従って、布地を切り、縫い合わせ、仕上げる作業です。具体的な作業内容は、製品や衣類によって様々です。

納期と品質: 縫製内職の場合、指定された納期内に作業を完了し、品質基準に合致することが求められます。品質や納期に不備があると、報酬が支払われない場合もあり、スピードだけでなく基準に合った完成度が求められます。納品は、企業によって、企業側が回収に来てくれる場合、自分で会社へ持参する場合があるので、募集要項をよく確認しましょう。

報酬の受け取り: 作業が完了し、納品が行われると、縫製工場や企業から報酬が支払われます。報酬の支払い方法は、銀行振込や現金受け取りなどがあります。

注意点: 縫製内職をはじめる際には、作業量や納期に注意しながら、報酬や契約条件などをしっかりと確認することが大切です。また、作業中に発生する製品や布地のロス、不良品などについてもどのように対処するのか確認しておきましょう。
縫製内職は、在宅で自分のペースで柔軟に働くことができます。自分の得意分野を活かすことができますが、趣味ではなく、仕事として行うものなので、納期や品質への責任が求められる点に気をつけましょう。

縫製内職の見つけ方

縫製内職は、製作物がある程度の大きさになってしまうこともあり、製作物の回収を郵送で行うことが前提となっている求人はあまりありません。近隣の企業での募集を探すという手段になります。
当サイトでは、都道府県毎に内職を紹介しており、縫製内職も掲載している場合があるので、ご自分の近隣で募集企業があるかどうか探してみてくださいね。

内職ではなく自分で売るという方法

近隣に縫製内職の求人がなかった場合、縫製技術を活かした在宅の仕事はできないのでしょうか?
「企業に属して縫製内職をする」という方法以外に、「作った物を自分で売る」という方法もあります。
現在は、インターネット上に、メルカリ、ラクマ、ヤフオク等のフリマサイトやオークションサイトなどがあり、一般人も自分で作った品物を販売できる様々なツールがあります。
それらを利用して、「作った物を自分で売る」という方法も可能です。

「縫製内職として働く」、「作った物を自分で売る」それぞれのメリット・デメリットとして以下の点が考えられます。

縫製内職として働く
メリット

  • 材料が提供される。
  • 製作に必要な指示、アドバイスがもらえる。
  • 指示通りに作ることにより、確実に報酬がもらえる。

デメリット

  • 納期がある。
作った物を自分で売る
メリット

  • 値段設定が自分で行え、設定価格によっては売れた場合の利益が大きくなる。
  • スケジュールを自分に合わせて組める。
  • 自分のオリジナル商品が作れる。

デメリット

  • 材料の仕入れ~購入者対応まで全てを自分でやる必要がある。

「縫製内職として働く」、「作った物を自分で売る」どちらが良いとは一概には言えませんが、それぞれのメリット・デメリットをふまえ、自分に合った働き方を選びましょう!