副業として関心を集め、『がっちりマンデー!!』や『ゆうがたサテライト』などのテレビ番組でも取り上げられた【ストックフォト】。今回の記事は、そのストックフォトに筆者が取り組んだ結果をまとめました。

筆者スペック:普段、家族写真程度しか撮らないカメラ素人

ストックフォトとは…

頻繁に使用されるであろうシチュエーションで予め用意された写真素材のこと。もしくは、写真を含むそのほかマルチメディア素材のこと。その中から、予算に応じて広告・出版等の制作会社が目的に合った素材を選び、使用料を支払うことで利用できる。

皆さんがよく目にしている、広告やサイトの画像などでも、ストックフォトを利用したものが多くあります。

ストックフォトは副業になるのか?

ストックフォトを販売しているストックフォトサイトは、カメラのプロでない一般人でも写真や動画を投稿&販売することができます。
自分が取った写真や動画をストックフォトサイトに投稿し、それが購入されると、お金が入ってくるという仕組みです。

写真は売れるのか?売れないのか?

【ストックフォト】を販売しているストックフォトサイトには、いくつかありますが、筆者は日本の企業であるPIXTA(ピクスタ)に登録することにしました。

実際にカメラ素人の筆者がPIXTA(ピクスタ)に挑戦してみた結果を披露し、考察していきます。
(もちろん、販売成績はカメラセンスも大きく影響します。
私のスペックは、カメラ素人ですから、カメラに心得のある人、センスのある人であれば、結果は違ってくると思います。
あくまでも、カメラど素人の挑戦としてご覧ください。)

登録数…42点の写真を登録
販売期間…2012/10~2019/04(約6年7か月)
(写真の登録自体は、2011/12~2012/09(約10ヶ月間)に行い、その後は放置でした)
本気度…低め(全て手持ちの道具。スタジオ使用なし。撮影のための学習なし。)
販売数…23点
収入…約2300円


どうでしょうか?
感想は人によって違うかもしれませんが、私は、「少なっ!!」という印象です。
私は手持ちのカメラを使い、撮影のために購入したものはありませんでした。もしもカメラを購入して挑戦していたとしたら、とてもではありませんが回収できなかったでしょう。

ストックフォトは、カメラとパソコンがあれば投稿することができ、スマホ写真もOKとなっているので、とりあえずの参入障壁は高くないでしょう。
しかし、撮った写真を「売る」となると格段にハードルが上がります。
以前は、素人っぽい写真も多くありましたが、現在はプロっぽい写真が多く見られます。
(プロっぽい写真=スタジオを使っている・モデルさんを使っている・しっかりと小道具をそろえて撮影している)
スマホ写真OKとなっていますが、画質やクオリティーを考えると当然性能の良いカメラにはかないません(^_^;)

また、PIXTA(ピクスタ)は、売りたい写真を好きなだけアップロードできるわけではありません。
期間ごとにアップロード可能枚数が制限されています。(アップロード枚数はクリエイターによって違い、良い写真を積極的に投稿しているクリエイターは枚数が多く、低品質が写真が多いクリエイターは少なく設定されます)

PIXTAでは売れない

もう一つ、PIXTA(ピクスタ)の恐ろしい(?)事実をお知らせします。

PIXTAのクリエイター数は、313,330人(2019年10月現在)です。
すごい人数ですね!この中におそらく私も含まれているのでしょう(^.^)/

この中で、私は、売れてるクリエイターランキング何位だと思いますか?
もちろん上に私の販売実績を、お知らせしていますから、あの程度の販売実績では順位も知れているだろう、と思いますよね。

ところが…下の画像(2018年11月~2019年10月販売実績)を見てください。


…この私が…18,152位なんです!!
この順位、上位6%以内に入っているということですよ!(←自慢ではないです)

つまり…登録者の94%は、「私よりピクスタで売れていない」ということなんです。

もちろん、全てのピクスタ登録クリエイターが、写真販売の報酬に重きを置いているわけではないと思います。
趣味の延長、売れたらラッキー♪という位置づけであればもちろん私レベルの販売実績でもOKでしょう。
けれど、「簡単に始められそうな副業」と考えるのであれば、ちょっと検討した方が良さそうです。

PIXTAで写真が売れない理由 まとめ
  • プロ&セミプロの人、もしくはそれに近い実力の人の作品が多く登録されるようになった。
  • アップロードできる枚数が期間ごとに制限されている。
  • 上位数%のクリエイターの作品だけが多く売れている。
PIXTAで写真が売れない(筆者の)個人的理由 まとめ
  • 機材・撮影環境・被写体に使う予算がない。
  • 真剣に取り組むほど、写真が好きではなかった。(後で気が付いた)
  • 写真販売を甘く考えていた。